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忘れていた大切なこと~那覇マラソンを走って

2014.12.11

ごきげんよう!

 

 

断捨離トレーナー&ライフスタイルコーチの

今本待喜子です。

 

 

久しぶりのブログ更新。

 

そして、久しぶりの完全趣味的マラソン記

例によって、かなりの長文です。()

 

ご興味に応じ、お時間の余裕を見ていただいたうえで、

しばしおつきあいのほどを<(_ _)>

 

 

 

12/7() 那覇マラソン。

忘れていた感覚、走ることの意義、感謝の気持ち・・・

なんだか大切なことを改めて思い出させてくれた

貴重なレースとなりました。

 

 

 

201111月に初めてフルマラソンを完走してから、

15回目のレース。

 

初フルのときは、

とにかく無我夢中で、

マイコーチについていくのが必死でした。

とにかくフィニッシュできたことが嬉しくて嬉しくて。

 

 

そして、その後、

私の頭の中にあったのは、フィニッシュタイムのみ。

はっきり言って、完走は当たり前

どれだけ速く走れるか、自己ベストを更新できるか

 

ずっとそこにフォーカスしてきました。

 

 

 

でも、今回、この那覇マラソンで初めて、

それを完全に手放したレースを経験しました。

 

 

そうしようと決めた理由は3つ。

 

(その1)

1週間前に富士山マラソンを走っているので、

記録をねらうのはちょっと難しいだろう、と思ったこと

 

(その2)

この那覇マラソン、応援や私設エイドがすごいと聞いていて、

そういうこともうんと楽しみたいな、と思ったこと

 

(その3)

同行したのりこねーさんと一緒にゴールできたら素敵だな、

と思ったこと

 

 

 

だから、

「今回は、応援やエイドを楽しんで、タイムを気にせず

のりこねーさんをサポートしながらファンランしよう!」

と。

 

 

ただ、これを事前に

のりこねーさんやラン仲間に宣言したら、

「えーーー、うっそぉ~、

いまもっちゃん、ゆっくり走れんのーーー???」

と、全く信じてもらえず、で・・・(苦笑)

 

 

まあ、

「確かにねぇ」

と思わなくもなかったけれど()

「とにかくやってみよう!」と、レース当日を迎えました。

 

 

組んだプランは、キロ8分でコンスタントに走ること

 

5キロ毎の通過予定タイムと

23.1キロ及び34キロの関門通過タイム、

そして、目標ゴールタイムをメモして、それをポケットに。

 

 

今まで、

レースをキロ8分で走ったこともなければ、

関門時間や制限時間などを気にして走ったこともない私。

 

さすがに、

ちゃんとメモを持って走らないと逆に不安で・・・()

 

 

 

寒い東京とは全く違い、

暖かく過ごしやすい那覇。

 

しかも、那覇に降り立った時から、

タクシーの運転手さんも、

ホテルの従業員さんも、

モノレールの駅員さんも

本当に親切でやさしい方ばかり。

 

 

とても温かい気持ちになりながら

レース会場へ入りました。

 

 

FullSizeRender

27千人が走る大きなレース

 

にしては、会場案内が手薄な感じがしたけれど、

そのあたりが、

沖縄の「なんくるないさー」的な雰囲気なのかなー

なんて思ったりして。()

 

 

 

整列位置は、のりこねーさんに合わせてJ列へ。

実は、一番後ろのグループ

 

 

 

ここで気づいたのは、

「このあたりの方々は、あんまり仮装したりはしないのだ」

ということ。

 

でもって、

レインボーアフロをかぶっている

派手なフィフティーズペアは、結構目立つ()

 

IMG_0172

 

 

そんなこんなで、9時。

いよいよスタート。

 

が、さすが最後列。

スタート位置に着くまでかかること18

 

ただ!

スタートするまで、

恐らく20分くらいかかるだろう、

という計算でプランを立てていたので、

まさにドンピシャ、いい感じ

 

 

のりこねーさんと

「絶対一緒に帰ってこよな!」

と誓い合って走り始めました。

 

 

 

 

レースが始まってすぐに感じたこと。

 

応援がすごい!

 

老若男女、あらゆる人が沿道を埋め尽くしてるし

あちらこちらで、しっかり楽器演奏しながら歌ってるし

あちらこちらで、しっかり衣装も決めて踊りまくってるし、

それが、全く途切れない。

 

 

そして・・・

私設エイドがすごい!

 

はっきり言って、

正式なエイドは、結構小さ目だし、水しかないし、

食べ物もバナナと塩タブくらい。(だったと思う)

 

 

でも、そんなことどうでもよくなるくらい、

 

地元企業が社名の入ったテントを張って、

正式エイドかと思うくらい水やスポーツドリンクを振る舞ってくれていたり、

 

地元の人たちが、小さなお子さんも含めご家族ぐるみで、

ご近所同士で、友達と連れ立って、

お茶やスポーツドリンクやパイナップルやミカンや

黒糖やお菓子やその他モロモロ、

とにかく途切れずずっと、沿道から差し出してくれている。

 

 

いやあ、本当に嬉しくって、美味しくって、楽しくって。

 

そんな那覇マラソンの素晴らしさ、

噂には聞いていたけれど、

地元の方々の大きさ、温かさ

を身をもって体感することができました。

 

 

 

そういうことも楽しみながら、

20キロまではのりこねーさんの調子もよく、

だいたい7分半から8分を保てていて、

21.3キロの第一関門を5分余裕をもって通過。

いい感じでした。

 

 

ただ、25キロあたりから

のりこねーさんのペースが落ちてきてだんだんつらそうに

 

 

のりこねーさんが、

「足がパンパン、ストレッチしたい」と言って

何度か立ち止まったりしたけれど、

(内心、ここで彼女の脚が動かなくなったらどうしよう、と心配だったけれど)

それでも、34キロの14:10の関門を15分前に通過できました

 

このとき、だいたいキロ9分くらいのペースで

35キロ地点を14:04に通過。

 

 

その時点で、制限時刻の1515分まで70分。

 

「あと7キロ、キロ10分を保てたらゴールできるから!」

と励まして、

 

のりこねーさんが

ゆっくりでも走っているのを確認しつつ、

私ものりこねーさんの数メートル前を

「このまま、このまま」と自分に言い聞かせて走り続けました。

 

 

のりこねーさん、すごくつらそうだったけれど、

決して歩かずに、ずっと走ってついてきてくれました

 

 

 

そんな必死でがんばっているのりこねーさんや、

周りで一生懸命ゴールを目指している方々を見ていると

なんだか感動してきて、

 

「速さだけじゃないんだよなぁ」とか

「抽選で漏れた方の分もがんばらなきゃなぁ」とか

「こんな好き勝手なことをさせてもらえるって幸せだよなぁ」とか

そこで走れていること自体が

嬉しいやらありがたいやら、

なんだか涙が出てきました。

 

 

 

そんなこんなで、ゆっくりペースながらも、

やっとあと2キロという地点までなんとかやってきて

「もうここまできたら絶対大丈夫!」

とのりこねーさんに伝えた途端、

のりこねーさん、下り坂をいきなりラストスパート

 

たぶんそこからの1キロは、キロ7分切って走っていました。

慌てて私ついていったくらい。

 

「すごいっ! 走れるやん、のりこねーさん!」()

 

 

そして、最後の1キロ

 

競技場に入ってからが結構遠い。

 

一瞬、「まだぁー?」とつぶやいたのりこねーさん、

本当に最後の力を振り絞って

ゴールの10メートル手前位から

しっかり手をつないで

その手を思いっきり挙げて

フィニッシュゲートをくぐりました。

 

 

 

結果、制限時間の約6分前
グロスタイム6時間853

ネットタイム5時間4954

 

一度も歩かず、しっかり走り抜いて完走

 

すぐに二人で抱き合って、喜びを分かち合いました。

 

 

一緒にゴールできたこと、

嬉しかった。すごく。

 

 

タイム的には、私のなかでは最も遅い記録です。

 

でも、でも、

忘れていました、

完走することがこんなに嬉しいことだったなんて

 

 

 

関門時間や制限時間にハラハラドキドキすること

応援やエイドをめいっぱい楽しむこと

 

全て初体験だったけれど、

こういうレースもあるのだと

フルマラソンの原点に戻った気がしました。

 

 

そして、のりこねーさんが、

「初めて歩かずに最後まで走り切って完走できた!」

と嬉しそうに言ってくれたこと。

 

私も、本当に、本当に嬉しかった。

 

 

 

どうしても一緒にゴールしたかった。

とってもつらい思いをしながらも、のりこねーさんがすごく頑張ってくれた。

 

「タイムなんかどうでもいい」、って初めて思えた。

 

 

 

二人で一緒に勝ち取ったメダル。

那覇マラソン30年記念大会琉球ガラスのメダル

IMG_0191

 

 

「これは、絶対断捨離しないぞ!」

と心に決めました。()

 

 

 

マイ・ランニングコーチに、この一部始終を報告しました。

すると、

 

「ただ速く走れればいい、とか、

フィニッシュできればいい、とかだけでなくて、

走ることによって得られる、自分にとって「大切なもの」を

感じながらレースができたら最高だな、と思う」

 

との返信が。

 

 

 

もちろん、

これからも私は自己ベストをねらうレースを続けます。

 

でも、そんなときでも、

「自分にとって本当に大切なもの」

を見失わないようにしていきたいな、と。

 

 

 

こうやって、

いつも大切なことを教えてくれるマイコーチ

 

こんな貴重な体験を共有させてくれた

大好きなのりこねーさんに

 

そして、

那覇マラソンという素敵なレース

 

心からありがとう、を。

 

 

 

やっぱり、走るって面白い!

IMG_0183

 

 

 

 

最後までお読みいただいてありがとうございました!

 

 

 

~断捨離であなたらしいごきげんで軽やかな人生を~

 

 

 

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