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日本人における『間』

2020.08.31

先週の金曜日、朝日新聞の特集

「人と間 コロナ禍の距離」

に掲載されていた記事のなかに興味深い記述がありました。



日本文化史がご専門の

国立民族学博物館名誉教授・熊倉功夫がおっしゃるには、


「日本のマナーは「間」が肝である」

「ただの空白ではなく、充実した、緊張感のある、時間的・空間的な距離。

茶道も能も、間をとる作法で独自の美を育んできた。

『間をとる』とは、関係それ自体をデザインすることでもある」


とのこと。


なんとも奥深く、

また、断捨離の精神にも通ずる言葉で思わずメモを取りました。



確かにわかりやすい例では、
欧米のように握手やハグやキスなど、

挨拶として身体的接触が当たり前の文化と比較すると

日本人の挨拶のなんと奥ゆかしいこと。

適度な距離間でお辞儀をする。

そのお辞儀も時と場合と相手によって深さが変わったりする。



発する言葉も

畳みかけるように話すよりも

句読点で適度な間をおいて話す。


「空気を読む」という言葉があるように

場や間に漂う雰囲気や関係性を敏感に感じ取り

その場に応じた最適なコミュニケーションをとる



こう考えると、

もともと間をとる、間を活用することが上手な民族だったのだな、

と改めて気づきます。



このコロナ禍、公共化においては

「ソーシャルディスタンス」

を取ることを強いられている日々。


いくら日本人でも

ハイタッチや

ちょっと元気づけに肩をたたいたり

軽くハグしたり

なんてことができないのは

個人的にはちょっと寂しい気がしていますが、


うまく距離感を保ちつつも

ちゃんと人とコミュニケーションすることが

さほど苦労や違和感なくできる民族なのかもしれません。



最近は(経済的な問題はいったん脇において)、


電車や飛行機が空いていたり

映画館などもゆとりをもって座れたり

美術館や博物館などもゆったりと回れたり

など、


人との距離を保つ配慮がとられていて、

かえって快適な空間を過ごせるようになった感もあります。




こういう状況も悪いことばかりではない。
むしろ日本人としては、得意なことであり

適応することも難しくない状況なのかもしれません。




改めて日本人として

『間』

の大切さやその取り方を

しっかり意識してみたいと思いました。





今回はこのあたりで。



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